鯛焼きはお好きですか? 型に生地を流し込み餡を乗せ焼くと、美味しい鯛焼きの出来上がり!お茶請けにぴったりです。
ここでちょっと想像してみましょう。あの独特な形の鯛焼きを、注文ごとに毎回手作業でこねて成形するとしたら… それはきっと大変! プレミア価格になってしまうはず。そうなると鯛焼きは庶民の食べ物ではなくなってしまいますね。型を使ってたくさん焼く、これはコストダウンのためには理にかなった方法ですよね。
ゴム製品もまったく同じ理屈があてはまるんです。大量生産するなら金型をこしらえて量産するのが当然。
でも試作の段階ではどうでしょう? 製品を評価する段階なのに金型まで作るとなると大変な費用が発生しますよね。実はこのサイトで何度がご紹介しているようにゴムは切削加工が可能です。そしてゴム通は、実は金型を使わずにゴムの切削する会社が運営しているんです。
で、まとめると…
量産品は金型から作るのが安い!
でも試作品や少量・多品種は切削で作った方がもっと安くて早い!
ということですね。
実証! 下のクッションを、切削する場合と金型から作った場合とで比較してみました。
するとびっくり! グラフを見るとわかる通り、50個以下なら断然切削がお得だったんです。もちろん形状や大きさによって何個までなら切削がお得になるのかは変動しますけど。単 純なもの、つまり加工時間がそれほどかからないものほど、たとえ数が多くても金型の場合よりもお得感が続きます。
ゴム製品、試作や小・中ロットの時は切削のこと思い出して! 「切削ってお得かも?」って。
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