新しいことを学ぶのはたいへん。でも、新しいことに挑戦するのは楽しい。

外国語を学ぶのもそうですよね。ホントたぁ〜いへん。特に年を重ねると億劫になるものです。でも、コツコツと努力に努力を重ねた末に外国の方の話す内容が少し聞き取れたり、こちらの意志が伝わったりすると面白いもんなんでしょうね。異文化の習慣や考え方の違いなどを知ることができる、それって嬉しいことじゃないですか。ものの見方が広がるんですから…。

ところで、ゴム通事業部の切削加工を手がけている工場にこの春新しくマシンが導入されました。なんでもヤマザキマザックという工作機メーカーのINTEGREX(インテグレックス) i-100という複合機らしいのです。このマシン、色々と複雑な動きをするバケモノ。旋盤のように見えて旋盤とも違う、マシニングのような動きをするのに見た目は全然“らしくない”のです。使いこなせば複雑な形状の製品が、ワンチャッキング(いちいち作っている製品を取り外すことなく、ひとたびマシンに取り付けたら、ひとつのマシンで全てを加工し終える)でできちゃうんですって。

しかぁ〜しである。このマシンを制御しているプログラムの言語、これまでのマシニングとは異なるのです。まるで外国語。作業者にそのあたりを含め作業する上でのご苦労を聞いてみました。

MisterM

「コレ(新しいマシン)って、どうですか?」

そう聞くと…

「結構これが難しいんですよ。これまでとは制御しているマシンの言語が違うんですよね。まぁ、別の外国語を学んでいるようなもんです」。

という答えが返ってきました。でも、「できることが広がるのがとっても楽しい」そうです。このマシンの担当は、中堅のM氏。心やさしきパパ。決して派手なパフォーマンスで周りの人をあっと言わせる、そんな人ではありません。とっても控えめで誠実なお人柄。ところが貪欲にも新しいことに挑戦し続けるM氏の手にかかれば、このバケモノもおとなしく言うことを聴いてくれるようです。

これからさらにこのモンスターを飼いならし、すごい製品をどんどん作り出すんでしょうね。M氏の前向きな姿勢に励みをいただきました。

※ゴム通事業部では、素材の簡易な加工をメインに手掛けております。複雑な加工の案件は別の部署が担当させていただきます。

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人物,加工機械,試作する

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