ゴムの切削加工の業界は金属加工や樹脂加工などの業界と違って、製造工程の自動化がなかなか難しいと指摘されます。少量だとひとつひとつ職人によって加工、量産になると金型を作って生地をプレスして成型。これがゴム製品の一般的な製造法だからです。

ゴム通がNC旋盤(数値制御による旋盤)を導入したのは1990年代初期。ゴムのような柔軟性のあるものを、そもそも金属加工用のマシンで削れるはずがないという見方が一般的でした。それまでの加工方法を一から見直し、職人の勘に頼っていたものを数値化しNC旋盤(コンピュータにより数値制御された旋盤)で作れないか。ゴム通の母体である扶桑ゴム産業が挑戦したのはそのことでした。今ではほとんどの製品がNC加工機によって作られます。NC加工機導入の最大のメリットはやっぱり、手加工と違って均一な製品を作ることができること。金太郎あめも真っ青です!


動画で学ぶ(企業秘密につき、ただいま絶賛非公開中!となりました)

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加工例,加工機械,試作する

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